アイコ（ミニトマト）のヘタを残したまま収穫する方法ってありますか？

YUIME Japan編集部 / 2022.01.12

生産方法

#トマト #収穫 #新潟県 #野菜作

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新潟の米野菜農家です。夏の売り上げのメインはトマト！中でもアイコは単価が高く、我が家の稼ぎ頭です。

ただ、収穫が手作業のため、どんなに気をつけても収穫時に「ヘタ」がとれてしまうのです。

ヘタがないアイコはそれだけで価値が落ちてしまうので、インターネットのフリーマーケットアプリで「訳あり」として安く販売しているのですが、なんだか腑に落ちません。

そうは言っても、ヘタがとれないように収穫するコツがあるのならぜひ知りたいです。
（新潟県・木内さん/仮名・30代）

株式会社サカタのタネ

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草勢が低下しないよう適切な時期に収穫するのがポイントです

トマトのヘタが取れるのは、一般的に夏場の気温上昇（過熟）と灌水不足などで草や葉が成長する勢い（草勢）が低下するためだと考えられています。

ヘタが取れにくいようにするには、適切な時期に収穫するのがポイントです。

相談者さんの場合、新潟県で露地栽培だと収穫時期は 6月終わりから7月いっぱいですよね。

8月に入ると、高温で夏バテして、秋に向かって樹の元気がなくなります。草勢を維持するためにも肥料や水やり、除草、害虫駆除などの「肥培管理」が重要です。

通年で収穫できるハウス栽培の場合であっても、肥培管理が重要なのは変わりません。

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北川清生

北川トマト

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まずは収穫バサミを使って丁寧に収穫し、徐々に慣れましょう

私は三重県中部の多気町で、発酵肥料を手作りして、低農薬で甘みが強い中玉トマトの「フルティカ」を作っています。

私の場合、収穫の際にハサミは使いません。すべて手作業で行っています。

ハサミを使用しないので収穫スピードは早いですが、何十年トマトをつくっている私でも急いで収穫するとヘタが取れてしまうことがあります。

手作業での収穫方法のコツは、ヘタの少し上にある膨らんでいる部分を、少し力を入れて押してやると簡単にトマトが採れます。

相談者さんは、就農して5年目だということですが、ヘタが取れないように収穫するには、収穫バサミを使って1個1個丁寧に収穫するしかありません。

これも数をこなして慣れることが大切で、最初は時間がかかっても仕方ありません。「急がば回れ」の言葉通り、丁寧に扱うことで、徐々に慣れていきますよ。