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養殖しているサバに水温25℃以上の時に餌をあげると死んでしまうのはなぜ?

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養殖しているサバに水温25℃以上の時に餌をあげると死んでしまうのはなぜ?

長崎県でサバの養殖の仕事を始めて日が浅い漁師です。毎日、早く仕事を覚えようと一生懸命働いています。

この間、一緒に働く先輩から「水温が25度以上の時にはエサをあげなくていい」と言われました。

言われたように25℃以上のときにはエサをあげていませんが、なぜダメなのでしょうか?

先輩に質問してみたら「魚が死んでしまう」と言っていました。でもその理由は教えてくれません。

この仕事を続けるにあたり、サバのことをちゃんと理解しておきたいと思うので、なぜ死んでしまうのか教えてください。
(長崎県・和田一馬さん/仮名・20代)

水産研究・教育機構職員 H.O.さん

高水温下では、魚の酸素欠乏を考えて給餌を控えましょう

「水温が25度以上の際にサバに給餌しないほうがいい」とのことですが、その理由とし ては、酸素欠乏(酸欠)の可能性を考えてのことだと思います。

高水温の環境では、水中の溶存酸素量(水中に溶けている酸素量)が低下してしまうことがよくあります。

その環境下で餌を与えてしまうと、魚の代謝活性が高まるため、酸素の要求量が増加し、結果として酸欠 の危険性が高まります。

先輩の養殖業者様のアドバイスに関しては、その海域の 状況にも詳しく、経験豊富な方が酸欠の危険性を回避することを教えてくれたものと考えてよいかと思います。

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