私は長崎県でマグロの養殖をしています。
幼魚を捕獲し、養殖漁場で一定の大きさまで育て、各地に出荷しています。
マグロを養殖するなかで、魚特有の感染症にかかることがあります。
いったん感染症になると、魚が死んでしまうこともあります。
そのため、普段はマグロのエサとしてカタクチイワシなどをそのまま与えていますが、病気になった魚には、抗生物質をすりつぶし、それをエサに混ぜて与えるなど、その都度、工夫してエサを用意しています。
しかし、ブリやハマチには感染症を防ぐ養殖用のエサがありますが、同じようにマグロ用の感染症を防ぐエサはないのでしょうか。
病気になるたびに抗生物質をすりつぶして専用のエサを作るのも手間がかかるので、専用のエサがあればとても助かります。
(長崎県・瀬古博文さん/仮名・40代)
林兼産業株式会社 飼料事業部 営業部 特販課
林兼産業株式会社
マグロの感染症予防に効果的な配合飼料もあります
「ブリやハマチには感染症を防ぐ養殖用のエサがある」とありますが、感染症を防ぐには、疾病になりにくい環境、原因菌に対して効果のある薬剤(もちろん認可されたもの)の投与、ビタミンやミネラルなどの量やバランスの良い飼料が必要です。
そして、飼料には法律上、養魚飼料製造ラインに薬剤を入れ込むことはできません。
従って、「感染症を防ぐエサ」という表現が適しているか検討が必要かと考えております。
その上で、当社が開発したマグロ用配合飼料「ツナ・フード」は、生餌ではなく配合飼料であることから、細菌感染症の原因となる病原菌の存在はなく、更に水中への散逸がないことかえあ環境汚染が軽減されることから、病原菌が常在するリスクも低くなり、養殖環境を保護することが可能と考えております。
「ツナ・フード」には、成長や増肉のベースとなる魚粉・魚油などの主原料はもちろんのこと、基礎体力強化と疾病予防を狙い、ビタミン・ミネラルなど健康維持の栄養素がバランスよく豊富に含まれています。