これまで野菜を中心に育ててきましたが、これから稲作もはじめようかと検討しています。
しかし、うちの地域で米作りを行っている農家はあまりいません。そのため、米作りに大切な水を確保できるのか心配です。
農協や自治体にも相談してみようと考えていますが、米づくりにはどれくらいの水が必要になるのか、イメージがつきません。
米作りに必要になる水分量について、教えてください。
これまで野菜を中心に育ててきましたが、これから稲作もはじめようかと検討しています。
しかし、うちの地域で米作りを行っている農家はあまりいません。そのため、米作りに大切な水を確保できるのか心配です。
農協や自治体にも相談してみようと考えていますが、米づくりにはどれくらいの水が必要になるのか、イメージがつきません。
米作りに必要になる水分量について、教えてください。
会員登録と⼀緒に公式LINEに登録すると便利です。
業界ニュースやイベント情報などが届きます。
農業や漁業に関する悩みや疑問や不安、
悩みごとについておよせください。
いただいた投稿から選考した相談内容について、
編集部や専⾨家がお答えします。
\1分で簡単会員登録/
相談内容を投稿する頂いたご意⾒やご要望などをサイトの品質や機能向上のために役⽴たせて頂きます。
※匿名のフォームになっておりますので、返信はでき兼ねます。
会員登録すると人材募集の申し込みができます。
人手不足に悩んでいる農家・漁師様に人材支援を行なっています。お気軽にご相談ください。
会員のみ相談を投稿できます
仕事に関する悩みや疑問や不安、悩みごとについておよせください。いただいた投稿から選考した相談内容について、編集部や専⾨家がお答えします。
※回答が掲載されるのは選考された投稿のみです#苔 #茶葉 #セイヨウアブラナ #イワシ #サケ #ズッキーニ #チューリップ #サニーレタス #タコ #わかめ #小松菜 #海苔 #玉ねぎ #キャベツ #エリンギ #カブ #ショウガ #大根 #サツマイモ #ソバ #サトウキビ #あわび #トマト #アサリ #にんじん #シークワーサー #レタス #きゅうり #ネギ #ごぼう #みょうが #白菜 #里芋 #菊 #ナス #ゴーヤ #ピーマン #ほうれん草 #チンゲン菜 #春菊 #アスパラガス #ニラ #にんにく #ミツバチ #ブロッコリー #肉豚 #らっきょう #採卵鶏 #水菜 #ブロイラー鶏 #かぼちゃ #空芯菜 #さやいんげん #シラス #イワナ #そら豆 #ヤマメ #ニジマス #さやえんどう #藻 #グリーンピース #大麦 #唐辛子 #カリフラワー #オクラ #ホップ #りんご #てんさい #梨 #ながいも #びわ #レンコン #みかん #スモモ #グレープフルーツ #レモン #金柑 #ライチ #ブリ #梅 #あんず #桃 #さくらんぼ #いちご #ヒラタケ #メロン #舞茸 #すいか #ぶどう #柿 #ハスカップ #キウイフルーツ #ラッカセイ #いちじく #ザクロ #オリーブ #ブルーベリー #パイナップル #フグ #バナナ #マンゴー #アボカド #小豆 #インゲン豆 #小麦 #ごま #米 #大豆 #とうもろこし #プルーン #タバコ #椿 #カーネーション #バラ #ユリ #デルフィニウム #トルコギキョウ #ヒノキ #スギ #ケヤキ #マツ #モミ #しいたけ #たけのこ #栗 #くるみ #肉用牛 #乳用牛 #羊 #馬 #養蚕 #カツオ #マグロ #サバ #サンマ #イカ #かに #鯛 #たら #タチウオ #ヒラメ #カレイ #アジ #ウナギ #ドジョウ #コイ #アユ #金魚 #エビ #スッポン #牡蠣 #ホタテ #マスカット #じゃがいも
#健康 #近所トラブル #獣害 #業者選び #商品選び #有機栽培 #ビニールハウス #定置網 #刺し網 #延縄 #底びき網 #巻き網 #一本釣り #働き方 #ネット販売 #直売所 #離島 #学校 #相続 #トラクター #休耕地 #出荷 #収穫 #無農薬 #雑草 #イノシシ対策 #シカ対策 #緑肥 #農福連携 #技能実習制度 #特定技能制度 #家族 #新型コロナ #融資 #人材 #法律 #マーケティング #スマート農業 #スマート漁業 #6次産業 #最新機器 #異常気象 #病害虫 #ドローン #流行 #防犯・盗難 #地域 #団体組織 #人間関係 #SDGs #魚食 #市場 #伝統漁法 #保険 #修理 #社会貢献
この続きをご利⽤いただくには
無料のユーザー登録が必要です
当サイトで禁⽌されているコメントや⾏為は、利⽤規約とコメントポリシーで規定されています。コメントポリシーに違反していると思う理由を選択し、問題点をお知らせください。
なお、特定のユーザーのコメントを閲覧したくない場合には、ユーザー単位で⾮表⽰に設定することが可能です。
※報告していただいた内容が、YUIME Japan以外の第三者に伝わることはありません。※いただいた報告は、専⾨チームが1件ずつ確認いたします。
佐々木茂安
日本のお米をおいしくしたい。佐々木農業研究会代表/農業経営技術コンサルタント
稲は1株あたり20キロ、10アール当たり400トンの水を使用します
米作りにつかう水の量
稲を生育するためには多くの水を必要とします。
米作りに必要な水の量は10アール(1000㎡)あたり400トン。夏の暑い日だと1日に約6.5トンの水を使用します。
水田に貯めた水は蒸発や土中への浸透により水深が減少するため、もし2cm減少すると、2t(お風呂約10杯分)もの水が必要になります。
これらはすべて水路の水を使用するのではなく、自然の降雨でもまかなえるため、差し引いた水量を使用することになります。
さらに、この量はあくまでも稲が吸い上げる水の量で、育苗や代かきに使用する水を含めると、必要な水の量はさらに多くなります。
また、水は稲の生長のためだけに必要なわけではありません。
水田に張っている水は雑草の発芽や成長を防除するだけでなく、土壌温度を保ってくれる効果もあるのです。
そのため、米づくりには多くの水が必要になります。
水の確保
米作りが盛んな地域では、水田の周りに水路(側溝)が引いてある場合が多いです。
場所によっては水路と水田が直結していて、水門を開くと直接水が田んぼに入れられる圃場もあります。
水路から直接入れられない場合は、エンジンポンプなどで水路から水をくみ取り、圃場に水を入れます。
また、雪がたくさん降る地域では、雪解け水を利用できるため、水を確保しやすい環境です。
一方、水が豊富にない地域(河川が不足しているなど)では、ため池に雨水をため、それを水路に流します。
しかし、雨が降らないと、水不足になってしまうこともあるのです。
米作りを行う田んぼの条件についてはこちらをご覧ください
「米作りを行う田んぼの条件を教えてほしいです」
農業用水のリサイクル
2006年に愛媛県宇和島市では、少ない水を効率的に活用できる「農業用水リサイクルシステム」を構築しました。
およそ5年の年月をかけて農地を1.2haの区画に整備し、農道の地中に給水と排水のパイプを張り巡らせました。
排水された水は、低地の溜め池に溜められ、給水時には各区画の給水栓までポンプで水を汲み上げ、少ない水を効果的に活用できるようになっています。
このシステムは愛媛県の基盤整備事業によって構築されましたが、これまで米作りに使う水が不足していた地域でも、水を無駄にしない水管理が行われています。
農業用水の重要性と老朽化
2022年5月、愛知県の豊田市にある明治用水頭首工において、大規模な漏水が発生しました。
明治用水頭首工は豊田市を流れる矢作川を堰き止め、並行する明治用水に取水するための施設です。
右岸側から毎秒約20t、左岸側から約1.3tを取水し、農業用水や工業用水に利用していました。
はじめに左岸上流側で漏水が確認されましたが、その後範囲が拡大し、通常通りに取水を行うことが困難になってしまいました。
この影響により、一時期、農業用水の取水は4つのエリアごとに「3日おきに1日の利用」に制限されました。
また、この事故は「あいちのかおり」など、特産米の田植え時期と重なってしまったため、栽培中の水稲の枯死や栽培の中止など、稲作農家にも大きな影響を及ぼしました。
明治用水頭首工は明治13年(1880年)4月に通水が開始された、100年以上前の施設です。
日本各地にはこういった耐用年数を超える施設や老朽化が進む施設があり、今回の事故をきっかけに、農業用水の重要性と老朽化が注目されています。
このお悩みの監修者
佐々木茂安
日本のお米をおいしくしたい。佐々木農業研究会代表/農業経営技術コンサルタント
滋賀県の改良普及職及び研究職を経て、2014年に「佐々木農業研究会」を設立。農業経営技術コンサルタントとして、栽培技術の指導や農業生産者の自己研鑽活動を支援。会員は秋田から愛媛まで80人。日本水稲品質・食味研究会および日本科学者会議(支部は滋賀県)会員