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捨てられる海藻が売り物になる?健康効果を知るため分析を依頼したい

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捨てられる海藻が売り物になる?健康効果を知るため分析を依頼したい

秋田はシケも多いですが、冬の魚は絶品です。秋田の魚というと、ハタハタが全国的に知られていますが、それだけではありません。実は、海藻も種類豊富なんです。

テレビはあまり見ませんが、ときどき見ると健康食品やサプリの紹介をやっていますよね。そこで仕入れた情報なんですが、海藻の「アカモク」が健康食品としてブームだと紹介されていました。

スーパーでも普通に見かけるようになりましたが、漁師の間では、船のスクリューにからみつく邪魔者です。多くの地域では捨てられていたそうですが、秋田ではアカモクを「ギバサ」と呼び、好んで食べる人が少なくないです。

ほかにも、「ジバサ」や「クロモ」などの海藻も身近な存在です。全国的に人気者となったアカモクのように、ジバサやクロモも売り出せないでしょうか?

まず、成分や栄養素を知りたいので、分析をしてみたいですが、どこか依頼できるところはありますか?
(秋田県・堀井さん/仮名・41歳)

馬場 治

東京海洋大学名誉教授

県の水産事務所のほか、総合食品研究センターなどの民間機関へ相談を

アカモクはかつて雑草のように扱われていました。太平洋側では船のスクリューや漁網にかかる邪魔者のイメージが強く、注目されることはほとんどありませんでした。

ところが近年では、駆除していた地域でも有効利用しようとする動きが活発になり、今では養殖する地域もあります。

水産物の成分や栄養の分析に関しては、まずは所属県の水産事務所、あるいは水産試験場の職員に相談してみてはいかがでしょうか。

アカモクなどの海藻に限らず、対応してくれます。県によっては水産研究センターなどの名称です。

また、民間の分析機関もあります。秋田県で調べてみましたが、こうした機関で該当するのは秋田県総合食品研究センター、株式会社秋田県分析化学センターになるかと思います。


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