田んぼで転作作物として秋冬どりのブロッコリーを栽培しました。初めてでしたが、まずまずの出来で、今年も苗を育てて植え付けようかと思っています。
ただ、ブロッコリーは連作が難しい作物なので、収穫後に連作障害に効果があるという、あまり背丈が伸びない(150cmほど)タイプのヒマワリの種を5月半ばにすじまきしました。
無肥料でスタートしたのですが、気温の高い日が多かったこともあって順調に育ち、あとは花が咲くのを待つだけと思っていたところ、7月の風雨で多くが倒伏してしまいました。
最終的には緑肥として利用するので、倒伏したままにしておいてもよかったのですが、景観を考えて株を起こして土寄せをしてやりました。
ところが立ち姿が不安定で、今度は花の重みでまた倒伏しそうです。
ヒマワリを倒伏しないように育てるには、どのような点に気をつけたらよいのでしょうか。
(埼玉県・金子雅史さん/仮名・50代)
宮城 果奈
雪印種苗 千葉研究農場 植物機能性研究Ⅱグループ
密植により、ヒマワリが徒長すると倒伏につながります。来年以降は播種量を減らしてみては?
おそらく密植により、ヒマワリが徒長してしまったことが倒伏の原因だと考えられます。
現在栽培しているヒマワリを倒伏させない方法は残念ながらありませんが、もし来年も播種するのであれば、密植にならないように播種量を少なくすることをおすすめいたします。
当社でも草丈が150cm前後で開花するヒマワリ「サンマリノ」を取り扱っています。
すじまきでの播種量は、10アールあたり1.0~1.5kgと設定していますが、倒伏しないように茎を太くするためには1.0kg/10aか、さらに少ない量を播種してください。