3年前に岡山へ移住し、大豆やトマト栽培に従事してきました。
今期よりイチジクの栽培にも着手します。
イチジクはカミキリムシが大敵とのことで、対策を立てる必要があると考えています。
カミキリムシ以外も含めて、イチジクの主な害虫と被害症状、そして効果的な防除方法を教えていただけますでしょうか。
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前田隆昭
南九州大学 環境園芸学部 環境園芸学科 教授
イチジク栽培の大敵はカミキリムシ 特に幼虫には注意を
イチジクによく付く虫とその被害例
まずはイチジクによく付く虫や、その被害例について知っておきましょう。
1、カミキリムシ
カミキリムシはイチジクにとって重要害虫とされる、栽培の大敵です。
枝の表面を食べる成虫もさることながら、特に気をつけなければならないのが幼虫です。
カミキリムシはイチジクの樹の中に産卵します。
そこから生まれた幼虫が、内側から幹や枝を食害し、イチジクを弱らせます。
成虫は5~6月頃から秋にかけて飛来し、多くの場合、株元に木くずが出ていることで被害に気づきます。
成虫を見かけたら、株元に穴があいていないか?穴があいていたら幼虫が中にいないかを必ず確認してください。
イチジクの樹に付くカミキリムシの主な種類は、以下の通りです。
・キボシカミキリ
・ゴマダラカミキリ
・クワカミキリ
・シロスジカミキリ
2、アザミウマ
アザミウマは体長1~2mmの細長い虫で、さまざまな果樹や作物を加害します。
イチジクの果実の上部から侵入し、中まで食害することもあります。
果実の被害は、外からは見つけにくいのが厄介です。
雑草などに潜んでいることも多く、発見や駆除が難しい点でも農家を悩ませています。
6〜7月頃に活動が活発化。
イチジク畑では以下の種類のアザミウマがよく見られます。
・キイロハナアザミウマ
・ヒラズハナアザミウマ
・ハナアザミウマ
3、ダニ類
イチジク栽培ではハダニやサビダニなど、ダニ類への対策も欠かせません。
カンザワハダニなどのハダニが付いた果実は、まずは葉が変色。
対処が遅れるとやがて果実にも寄生し、果皮の変色や硬化がみられ、果実は肥大せず、落果します。
5月頃から見られ、7月頃に被害報告が増えます。
またイチジクモンサビダニは、ウイルス病を媒介するともいわれています。
芽に寄生すると、吸汁加害され、発芽後に葉がモザイク状に色が抜けたり、奇形化します。
ダニ類はハウス栽培で特に広がりやすいため、発生していないかどうか、こまめに葉裏をチェックするようにしてください。
4、アブラムシ・カイガラムシ
多くの植物に発生し、集団で植物内部の養分を吸うアブラムシは、イチジクにも被害をもたらします。
またカイガラムシも同様に、大量繁殖と吸汁によってイチジクを弱らせる害虫です。
食害と同時に、すす病を誘発するリスクも高めるため、軽視できません。
これらの虫の排泄物は、すす病の原因となるカビのエサとなるためです。
5、カタツムリ・ナメクジ
カタツムリやナメクジの類もイチジクにとっては害虫です。
特に新しい、柔らかい葉を好んで食害します。
多発すると生育に悪影響を及ぼすので注意してください。
梅雨時など湿気の多い時期が来る前に、対策しておくとよいでしょう。
6、センチュウ
イチジク畑の土壌害虫として最も気をつけたいのが、センチュウです。
ネコブセンチュウは一度土壌に持ち込まれると年々増え、どんどん樹勢を弱らせて、やがて収量減少をもたらします。
その名の通り「根にコブができているかどうか」で判別可能ですが、土の中なので1つ1つの根をチェックするのは現実的には困難です。
イチジク害虫の防除方法
続いては、イチジク害虫の防除方法について説明しましょう。
大前提として、多発時期を念頭に置いて、その前に予防に努めることが重要です。
見つけ次第対処する
予防に努めたうえで、見つけたら即対処してください。
初期対応が遅れると、油断している間に大量発生したり、二次被害として病気を誘発してしまったりすることもあります。
被害を受けた部位も、取り除いて処分しましょう。
捕殺の方法は、次に述べる方法のいずれかがおすすめです。
薬剤を散布する
予防と対処に最も確実な方法は、薬剤の散布です。
害虫によって効果を発揮する成分が異なります。
それぞれの害虫に対して適切な時期に、あらかじめ散布しておきましょう。
薬剤はラベルに記載されている散布方法や地域の方針を事前に確認し、正しい希釈倍率や散布量および散布時期を守って使用してください。
小さな虫には粘着テープを利用する
個体が小さなアザミウマやアブラムシ・カイガラムシの捕獲には、粘着テープを使うのも有効です。
虫が好む色で誘引して粘着物質に吸着するトラップを、購入ないし自作するとよいでしょう。
またアザミウマの被害を果実内部に進行させないよう、果実の上部(果口または果頂部)にテープ(不織布サージカルテープ(商品名:ニチバンホワイトテープ))を貼り付ける方法の効果も、研究で実証されています。
センチュウ対策として水田化する
センチュウは土の中に棲息します。
イチジクは毎年果実を付ける多年生植物であるため、一度土壌に持ち込まれると、減らすことができません。
そこでセンチュウ対策として「イチジクを改植する予定のほ場を定期的に水田に戻し、再度イチジク畑にする」という栽培サイクルを採用している農家もあります。
イチジクの栽培管理についてはこちらをご覧ください
「イチジクの栽培に挑戦したいと考えていますが、どのような作業が発生しますか?」
イチジクの益虫
イチジクの益虫としては、テントウムシなどが挙げられます。
種類によっては、アブラムシなどの害虫を食べてくれる効果が期待できます。
このお悩みの監修者
前田隆昭
南九州大学 環境園芸学部 環境園芸学科 教授
琉球大学農学部を卒業後、和歌山県庁に入庁して農業改良普及所の技師や、果樹試験場の研究員などを歴任し、2009年退職。同年、農業生産法人「有限会社神内ファーム21」に入社し、南方系果樹の研究を経て、2015年から南九州大学環境園芸部果樹園芸学研究室の講師に。2021年同大学・短期大学の学長に。2022年5月、学長退任後も教授として引き続き学生を指導する。