育てている野菜が青枯病になってしまいました。初めてのことだったので、どう対策すべきか近所の農家さんに聞いたところ、「太陽熱による土壌消毒がいい」と言われました。
しかし、太陽熱を使った土壌消毒はこれまでやったことがなく、本当に青枯れ病対策に効果があるのかもわかりません。
今後、作物が青枯病にならないよう対策していきたいので、太陽熱の土壌消毒のやり方について教えてください。
育てている野菜が青枯病になってしまいました。初めてのことだったので、どう対策すべきか近所の農家さんに聞いたところ、「太陽熱による土壌消毒がいい」と言われました。
しかし、太陽熱を使った土壌消毒はこれまでやったことがなく、本当に青枯れ病対策に効果があるのかもわかりません。
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李 哲揆
データサイエンティスト
太陽熱消毒は、太陽熱で土壌を高温にし病原菌を死滅させます
青枯病対策における土壌消毒の効果
太陽熱消毒とは、太陽熱などで土壌を高温にし、病原菌などを死滅させる消毒法です。
土壌中の青枯病菌の死滅条件として日平均地温が40度以上が10日間連続する環境が必要です。
したがって、太陽熱消毒を行うには晴天であることが必要であり、7〜8月の梅雨明けの高温期に行うのが最適です。
太陽熱消毒の方法は、濯水を行ったあとビニールなどで土壌の表面を覆い、土壌を高温・過湿状態にするだけです。特別な道具などは必要ありません。
最近では農薬を使用した土壌消毒も行われていますが、微生物叢(環境中に存在する多様な微生物の集合体)の破壊や異臭問題など住宅地では使いにくいというデメリットがあり、太陽熱を使った土壌消毒を行う農家も少なくありません。
ただし青枯病菌は地中1メートルほど深くまで生存している可能性があり、土壌表面の20センチほど消毒だけでは十分な効果が期待できないこともあります。
青枯病対策として太陽熱による土壌消毒を行う場合は、抵抗性株の利用など他の対策と組み合わせることで効果を高められます。
死滅する温度についてはこちらでも詳しく解説しています
「青枯病菌の死滅する温度について知りたい」
太陽熱消毒の効果やメリット
さまざまな土壌消毒の方法がある中で、太陽熱消毒を行うとどのようなメリットがあるでしょうか。
太陽熱消毒のメリット
太陽熱消毒には、農薬を使用しない分コストを削減できる、土壌に薬剤が残らない、土壌中の微生物叢を壊さない、といったメリットがあります。
他にも太陽熱消毒を行うことで雑草の種を殺すことができ、除草効果が期待できます。
また、有機農業を行っている農家にとっては、有機JAS認証の規定から逸脱しないこともメリットになるでしょう。
太陽熱消毒はこれまでにも各所で実証実験が行われ、その効果が立証されています。
しかし、いずれも気温や灌水量により消毒効果に違いが出ているため、消毒時には気温や土壌の温度などを細かく管理することが成功の鍵と言えます。
太陽熱消毒の方法
具体的な太陽熱消毒の方法は、次のとおりです。
畑全体を耕し、畝を立てる
次に、有機資材や石灰窒素が均等に混ざるように全体を良く耕し、栽培する作物に合わせて畝を立てます。この時、深め(20〜25センチ程度まで)に土壌を耕すことがポイントです。
灌水する
土壌の熱伝導を良くするため、しっかりと土壌に水をまきます。灌水量の目安は畝が沈む程度までとされていますが、一度に大量の水を入れてしまうと畝が崩れてしまう可能性があるため、2〜3回に分けて入れます。
灌水できない、散水設備がない場合には、梅雨の降雨を利用しましょう。
被覆する
十分に水を入れた後、土壌表面にマルチなどのビニールフィルムを被せます。専用のフィルムも市販されていますが、使い古したものでも使用可能です。
再利用する場合はフィルムに破れ目がないかを確認し、熱を逃さないようできるだけぴったりと張ることが大切です。
なお、熱伝導が最も高い透明のフィルムがおすすめです。最後に水袋などの重石を置いて、風で飛ばされないようにしましょう。
消毒期間
一般的に太陽熱消毒の期間は「晴天で最高気温30度以上の日が30日以上」が目安とされています。反対に、気温30度の日が連続しなければ消毒効果が期待できません。
最低でも晴天日が連続4日以上続く時期を狙って太陽熱消毒を行いましょう。
ビニールを除去する
土壌消毒が完了したら、ビニールを除去し、2〜4日ほど乾燥させます。その後は耕さずに定植します。
太陽熱消毒では深くても土壌20センチ程度までしか消毒効果が期待できないため、耕してしまうとそれより深くにある病原菌を混ぜてしまう可能性があります。消毒を始める前に畝を立てておくのはこのような理由からです。
太陽熱消毒は青枯病対策として有効な方法です。天候(気温)と灌水量の見極めが重要なので、消毒開始後は3日おきに温度管理を行いましょう。
このお悩みの監修者
李 哲揆
データサイエンティスト
名古屋大学大学院生命農学研究科にて博士(農学)を取得。東北大学、東京大学、理化学研究所などを経て、2018年からは東京農工大学生物応用システム科学府にて助教を務める。主な研究テーマは土壌微生物を用いた環境に優しい農法の開発。2021年4月から民間企業でデータサイエンティストとして働く。