生産しているなすが青枯病になってしまったので、近隣の農家さんからおすすめされた「土壌消毒」をしてみようかと考えています。
これまで土壌消毒はやったことがないので、インターネットで調べてみたところ、いろんな手法があることを知りました。
青枯病の対策には、どんな土壌消毒の方法が効果的なのか教えてほしいです。
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李 哲揆
データサイエンティスト
畑の状態に適した方法が一番ですが、現在は土壌くん蒸剤を使った土壌消毒が一般的
土壌消毒の方法
一度青枯病が発症してしまった土壌は青枯病菌が生き残っている可能性があるので、次の栽培を行う前に土壌消毒をして病原菌を死滅させなければなりません。
まずは様々な土壌消毒方法について見ていきましょう。
太陽熱消毒
夏の高温期に行う消毒方法で、畝(うね)を立ててその間に十分な水分を入れてから地表面をビニール等で被覆します。
3週間から1カ月ほどその状態を保ち、土壌の温度を上げることで中にいる病原菌を死滅させます。
多くの病原菌は約60度以上で死滅するため、暑い時期に実施し地温を60度以上に上げることが重要なポイントです。
そのため、高温期でも日射量が少ない場所では向いていないと言えます。
温度が上がるのは表面だけなので地表面の消毒には有効ですが、地下深くに存在する病原菌には効果がありません。
病原菌を死滅させる温度についてはこちらもご覧ください
「青枯病菌の死滅する温度について知りたい」
土壌還元消毒
土壌還元消毒とは有機物と水だけを用いる土壌消毒法です。
土壌中にフスマや米ぬかなどの有機物を混ぜ込んだあと、圃場を潅水し、ビニールで土壌表面を覆い、3週間ほど置きます。
この間、土壌中の微生物が投入された有機物から作り出す様々な物質により、病原菌を死滅させます。
青枯病菌は地下1メートルでも生き残ることが知られているのですが、土壌還元消毒では入れた有機物が水を通じて地下に浸透するので、深くまで効果が期待できます。
米ぬかやフスマを用いた還元消毒は土壌発酵により腐敗臭が発生するため、近隣に住宅が続く場所では注意が必要ですが、低濃度エタノールや糖含有珪藻土を用いる方法では、匂いも軽減できます。
低濃度エタノールを用いた還元消毒ですが、0.5〜2%ほどに希釈したエタノール水溶液を土壌に散布し、水を入れひたひたにしたあと、ビニール等で2〜3週間ほど被覆する方法です。
地表面だけを消毒する薬品や太陽熱消毒と異なり、水溶液が浸透する深さまで消毒効果が期待されます。さらに薬品を用いないので人体への影響もないというメリットがあります。
他の殺菌・殺虫剤などに比べてまだ高額にはなりますが、作業が簡単であることや農薬ではない点から、今後普及していくかもしれません。
熱水消毒
土壌にボイラーで加温した熱水を注水し、地温を上げて消毒します。
太陽熱殺菌と同様、地温を60度以上にすることが重要なポイントです。寒冷地以外ではいつでも実施できるのもポイントです。
大量のお湯を作り圃場に撒くために、熱水調整用ボイラーなどの設備が必要になります。
個人で揃えると高額になるため、地域で共同購入できるのであれば、おすすめの方法です。
また熱水を圃場に均一に行き渡らせる必要があり、そのために圃場管理が必要です。
土壌くん蒸剤を用いた土壌消毒
土壌くん蒸剤という農薬を使用した消毒方法です。
かつては「臭化メチル」が主成分として使用されていましたが、今では国際的に使用が全廃され、日本国内では現在D-Dやクロルピクリンが主に利用されています。
農薬のため健康へ影響がある成分を含むものもあり、使用方法や用量を守って使用することが必須です。また独特の臭いを発生させるため住宅地に隣接する畑では使用が難しいと言えます。
その畑の状態や環境に適した消毒方法を選ぼう
青枯病の防除には土壌消毒が有効です。
自分の畑にはどの消毒方法が有効か、というのは、その土壌環境によって異なります。
最近ではコストや効果を総合的に考慮して「土壌くん蒸剤による土壌消毒」が一般的になっているのが実情です。
青枯病は地中深くでも生き残り、そこに達した根から感染する可能性があります。
より深い土壌まで完全に消毒するためには、下層までの消毒効果が確認されている土壌還元消毒が有効です。
ただし、土壌還元消毒は土壌くん蒸剤に比べてコストがかかるという欠点があります。
現在では作業負担を軽減しつつ効果が見込めるという総合的なコスト面から、土壌くん蒸剤による土壌消毒が選択されています。
しかし、環境により効果的な方法は異なるので、まずは近隣の農家さんに相談し、その土地で行われている土壌消毒法を試してみてはいかがでしょうか。
このお悩みの監修者
李 哲揆
データサイエンティスト
名古屋大学大学院生命農学研究科にて博士(農学)を取得。東北大学、東京大学、理化学研究所などを経て、2018年からは東京農工大学生物応用システム科学府にて助教を務める。主な研究テーマは土壌微生物を用いた環境に優しい農法の開発。2021年4月から民間企業でデータサイエンティストとして働く。