アボカドの苗が萎れた原因を教えて

YUIME Japan編集部 / 2024.05.08

分析・管理

#果樹作 #アボカド #和歌山県

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和歌山県でアボカドの栽培をはじめて3年目の農家です。アボカドは露地栽培でベーコン種を育てています。

これまでは順調に成長していたアボカドですが、先日、30cmほどに伸びたときに突然葉が萎れてきてしまいました。

中には、やや茶色く変色している葉もあります。

アボカドは暑さに強い植物ではありますが、今年も酷暑が続いていたので異常気象の影響でしょうか。それとも、他になにか原因があるのでしょうか？

気温以外に考えられる理由があれば、教えてほしいです。
（和歌山県・三田さん/仮名・30代）

橋本純子

株式会社アンファーム　栽培担当

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アボカドの葉の萎れの原因は根腐れかも？土壌の状態をよく観察し特定しましょう

せっかく育ってきたアボカドが枯れてくるとショックですよね。

どういう状態なのか、ご質問の文章からだとはっきりお答えしづらいのですが…

まず冬を越えて春に新芽が出るころにアボカドは落葉を必ずします。その時は葉の色が徐々に薄くなり黄化して葉を落とします。これは正常な落葉です。

その他の時期で一番怖いのが、葉っぱが茶色に枯れても樹から落葉せず、幹の色も茶色く変化する…これは根が傷んだ状態で重症です。

植えている場所の土壌の状態が、雨が降った後にずっと水溜りが残っているようなら、根腐れが一番可能性が高いと思います。

長雨のあとこのように水捌けの悪い土壌に植えていると根が酸素を吸えず、根腐れしてしまうのです。

こうなると、なかなか回復させるのは難しいです。

逆に雨がずっと降らず土壌が乾燥して水不足で枯れる場合もあります。

他の原因として、病気の可能性もありますし、夏の日差しが強すぎて、樹の枝が日焼けを起こした場合も葉がしおれてきて、枯れて落葉する場合もあります。

アボカドは結構繊細な部分も持ち合わせている気難しい樹なんです。

ですので、枯れてくるまでの天候、土壌の状態などから推測して原因を探してみてください。