関西で漁師をしている者です。小さな漁船を所有し、沿岸漁業を営んでいます。その漁船がすっかり古くなってしまい、新しい船の購入を検討する時期だと思います。
1980年ぐらいから乗っているので、もう40年経ちました。これまで、親子2代にわたり30年以上この船に命を預けてきたことになります。
しかし、最近は資金繰りが苦しく、新しい船を購入するのは難しいです。
そこで、中古の船を譲り受けることも考えています。漁師仲間や漁協に相談しているのですが、漁船メーカーから借りるリース契約や、中古の船を安く買う方法があれば教えてください。
(兵庫県・外田泰介さん/仮名・41歳)
詫間漁業協同組合
詫間漁業協同組合
中古船の仲介を漁協に相談。修理を想定し、部品の取扱いがあるか必ず確認を
現在使用している船が、そろそろ引退を迎えるとのことですね。
まずは所属する漁協に中古船の斡旋を打診してみてください。
「船を譲りたい」という情報が寄せられれば、仲介していただけるかと思います。
新しい船についてですが、船の大小や漁の目的、方法なども考慮しなければなりません。
漁協の紹介で、比較的大型の船も出てくるかと思いますが、その場合は譲渡に時間がかかるケースが多いです。
もちろんご自身で、インターネット上で中古船の取引サービスを活用するのも一案です。
ただし、船体・機材ともに状態の良い物が紹介されるケースは珍しく、安価だからと入手しても修理代の方が高くついてしまった、などということも多いようです。
中古船を検討する際のポイントとしては、エンジンなど機材のオーバーホール部品の取扱い先を、事前に確認しておくことです。