埼玉県で旬の野菜を育てています。
子供の頃から喘息だったこともあり、健康管理のために自分で安全な野菜を栽培したいと思い、農業を始めました。
就農して15年ほどになりますが、初心を忘れずにできるだけ手間をかけて提供することを心がけています。
もともと疲れやすい体質なので、農作業は日頃から効率よく行うことを意識しています。
最近、畝作りの手間が簡単になると聞いて、培土器を導入しました。
使っているのは耕うん機「こまめ F220」と「ニューイエロー培土器」の組み合わせです。
一発で成功するイメージだったのですが、簡単にはいかず、四苦八苦しています。
「作業の途中で土に邪魔されて動きが止まる」「畝が曲がる」といった感じで、最初に思い描いていたように作業が進みません。
結局は、培土器の羽根を少しずつ広げながら何往復かしてやっと形になる状態です。
作業軽減のための培土器導入でしたが、かえって手間が増えています。培土器をうまく使うアドバイスをお願いします。
(埼玉県・山本さん/仮名・40代)
東 直斗
株式会社クリアー
耕うん機の馬力が小さめなので、土壌改良するか馬力が高いタイプの耕うん機を使う必要があります
ご相談者さんは、ホンダの耕うん機「こまめ F220」と「ニューイエロー培土機」を組み合わせて使われているとのことで、機種の適合には問題がありません。
ただ、耕うん機の馬力が小さめのタイプになりますので、土の固さによっては培土機の使用がスムーズに行えない可能性があります。
培土機での作業がうまく進まない場合、土を柔らかくするか、馬力が高いタイプの耕うん機を使うかのどちらかの対応が必要なので、もし固い土壌の畑で作業されている場合、牛糞やバーク堆肥を多めに入れるなどして、土壌改良をしっかり行なってみるなどしてはいかがでしょうか?