サツマイモの栽培時に籾殻を使用するのは効果的？

サツマイモ栽培時の土作りに生の籾殻を使用することはありません

サツマイモ栽培時に籾殻を使用する？

サツマイモを栽培する際の土作りはとても大切です。土作りに対する情報は多く、考え方もそれぞれにあります。

しかし通気性の向上や水はけが良くなる、などと一部では言われている籾殻を使うことはおすすめしません。

通気性の向上

籾殻の使用は、サツマイモを育てる土の通気性向上に効果的だと言われているようです。

サツマイモは通気性の悪い土で栽培を行うと、カビによるイモの腐敗症状を起こしやすい作物です。

また、せっかく収穫したイモを貯蔵する間にも腐敗が進行していきます。

重ねてお伝えしますが、生の籾殻を土壌に混ぜて使うことで、たとえ通気性の面での土壌改良はできても、野鼠の害が酷くなったり、分解過程で窒素飢餓を引き起こしたり、サツマイモの品質や収量性の向上につながることはありません。

籾殻は燻炭にすることで保温や殺菌効果がある！？

籾殻を使用するサツマイモ農家の多くは、乾燥した籾殻を燃やした「籾殻燻炭」を使用しています。

この「籾殻燻炭」には、ミネラル補給、土壌水分調整、有用微生物の定着などたくさんの山の効果があります。

籾殻を使用する際の注意点

生のもみ殻はサツマイモ栽培には決して使わないで下さい。

分解時に窒素飢餓を起こし、栄養不足になったり、ネズミが繁殖してイモが食べられてしまいます。

堆肥化してから使うか、燻炭に加工してから使えば有益です。