新潟県小千谷(おぢや)市、小千谷駅から車を10分ほど走らせた先に広がる一面の田畑。宮内嶺さんは、そんな昔ながらの農業地帯の一角で専業農家として営農しています。
祖母が一人で守ってきた農地を受け継ぎ、22歳という若さながら宮内農園をけん引。実直で穏やかな人柄ですが農業への思いは熱く、ご家族や周辺農家の助けを得ながら日々独学で農業に取り組んでいます。
現在は、主にブロッコリーやカリフラワー、魚沼産コシヒカリ、小千谷市の特産品でもあるメロンを栽培しています。
「農作業が楽しかった」少年時代。独学で始めた農業生活
幼い頃から祖父母が農作業を行う姿を見て育ち、農業と共に生きることが当たり前だった宮内さん。
「友達と遊ぶより農業をしているほうが楽しかった」と語るほど、農業が大好きな少年でした。中学生の頃から「将来は農家になりたい」と考えるようになり、積極的に農作業を手伝っていたそうです。
「おじいちゃんを早くに亡くし、おばあちゃんが一人で畑に出ているのを見て本格的に手伝い始めました。畑で汗を流しながら作業するのが楽しかった」と当時のことを話してくれました。
高校卒業後には農家になろうと決めていた宮内さんですが、「農業だけじゃ食べていけないから」と家族は猛反対。
「一度は農業高校への進学を諦め、工業高校へ進学して地元の工場へ就職しました。でも農家への夢を諦めきれず、会社員をしながら兼業で農業を続けたんです」と宮内さん。
そんなひたむきで懸命な宮内さんをサポートしたのは、周辺農家の先輩方でした。
「地域の中では群を抜いて若いこともあり、近所の農家さん方が色々と気にかけてくれるんです。作物の様子を見に来てくれたり、畑を貸してくれたりもしました」と宮内さん。
気がつけば祖母から譲り受けた3反ほどの畑は1.7町までに拡大しました。
その後兼業農家として2年間ブロッコリー作りをしてきた実績や畑の面積拡大が自信となり、宮内さんは農業一本で勝負することを決意。会社員を辞めて、2022年4月に専業農家へ転身しました。
現在はメロンを中心に、ブロッコリーとカリフラワーなどを栽培し、地元の直売所へ出荷しています。
「祖母と母、繁忙期には会社員の父にも手伝ってもらって3人で作業に励んでいますが、収穫期は特に早朝から夜遅くまで作業しなければならないほど大変なときもあります」と、人手不足の課題についても教えてくれました。
しかしそれ以上に「青々とした状態の良いブロッコリーが育ったときや売上が伸びたときは、やりがいを感じます」と語るほど、忙しいながらも充実した日々を送っていました。
営農2年目で出会ったアヅミン。その決め手となったのは
日々様々な課題と向き合い、困ったり悩んだりしたときには周辺農家の方たちに教えてもらいながら解決している宮内さん。
「この周辺は経験豊富な農家さんが多く、ありがたいことに親身になって助けてくれるんです。また、空き時間にネットを活用して独学で勉強を続けています」という熱心な宮内さん。アヅミンの存在を知ったきっかけも、インターネットの動画だったといいます。
「以前より腐植酸が良いというのは知っていました。特にアヅミンは様々な動画で紹介されており、高く評価されていたので気になっていました。『台風被害にあった作物にアヅ・リキッドを散布したら復活した』という内容の動画を目にして、さらに使ってみたいという思いが強くなりました」
また、人手不足という現状も腐植酸資材を使ってみたいと思った理由の一つだといいます。
「土作りに欠かせない堆肥は施用量が多いため撒くのに時間がかかります。また、堆肥作りは完熟させるのに時間がかかり多大な労力が要ります。うちは人手が足りないので、腐植酸資材を併用することで堆肥の使用を減らして、作業効率を上げたいと考えました」
少量の施肥でも地力アップに効果的だという腐植酸を多く含んでいるアヅミンを使用すれば効率的だという点もまた、利用に繋がった大きなポイントだったようです。
アヅミンの力で諦めかけていたメロンの苗が再生
はじめに、畑の端で自宅用に育てていたネギにアヅミンを撒いてみたところ、「前に比べて見るからに調子が良くなったのがわかりました。活着が良く、成長も早くなった気がします」と確かな効果を感じた宮内さん。
そこで同じデンカ社が開発している、アヅ・リキッドとレコルトも使用することにしました。
アヅ・リキッドはアヅミンに含まれる水に分散しやすい腐植物質に着目し最初に開発された資材。
レコルトはアヅ・リキッドに含まれる腐植物質の中でも沈殿しにくく、生理活性の高いフルボ酸を多く含んだ液体肥料です。
ブロッコリーとカリフラワーに、育苗の段階ではレコルトを、定植前後はアヅ・リキッドを葉面散布と、それぞれ使い分けて施用しました。
「カリフラワーは『ギャンブルカリフラワー』と言われるほど地力の強さによって出来が大きく変わります。ですが今回、アヅ・リキッドとレコルトを使ってみて苗の根張りが良くなったので、今年は良い出来になるのでは、と感じています」と手応えを感じていることも教えてくれました。
また、メインの作物であるメロンでは、特に驚きの効果があったとのこと。
「今年は灌水量が少なかったせいか苗が初期の段階で萎れてしまって、今年はもうダメかもと諦めかけていました。しかし元気のない苗をアヅ・リキッドにドブ漬けすると復活するという方法を知り、試してみたところ、本当に見違えるように復活したんです!育苗の時には特に液肥をかけていないので、これはもうアヅ・リキッドの効果ですね」
ドブ漬けとは、アヅ・リキッド200倍液を満たした容器にポット苗をミニコンごと漬けて、ポットから水泡が出なくなるまで2〜3分浸漬し、引き上げた後、水が落ち切るまで放置する方法。実際にデンカでも検証し、効果が出ている手法です。
周辺の空き農地を埋められるくらい農家として力をつけたい
20代という若さで農業の魅力に引き込まれた宮内さん。宮内さんの素直でひたむきな姿勢や探究心が、当時農業に反対だったご両親にも響き、作物の栽培を軌道に乗せることにも繋がったのではないでしょうか。
「自分で種をまいて手塩にかけた作物が育ち、良いものが収穫できたときに大きな喜びを感じます。無事に出荷できて消費者の元へ届けられているのだと思うと、農家をやって良かったと心から思いますね」と農業の魅力を話してくれた宮内さんには、新たな目標があります。
「現在、周辺地域で野菜を作っている若手の農家は自分くらいしかおらず、高齢のため農地の規模を縮小する方が後を絶ちません。農家になりたいという若い人材はほとんどいないため、周辺の畑は多くが空き農地です。広大な素晴らしい農地がたくさんあるのに、空き地になっているのはもったいないと感じています。将来的には従業員を雇えるくらいになって、この周辺の畑をたくさんの作物で埋められるようになりたいです」と今後の展望を語ってくれました。
農業も効率化の時代。生産性を高めるには
野菜を育てるうえで欠かせない資材ですが、できるだけ効果が高いものを効率的に使用したいと考える農家さんも多いのではないでしょうか。
今回宮内さんは、失敗したと思っていたメロンの苗が見事に復活したことや、ブロッコリーなどの作物も根張りが向上し活着の良さが見られたことから、腐植酸資材の効果を実感したと言います。
特に定植前の苗にドブ漬けした方法が効果てきめんだったため、今後も続けていきたいと話していました。
アヅミン、アヅ・リキッド、レコルトの主成分は腐植酸です。腐植酸は土壌の保肥力を高める効果や根の活力を高める効果があり、作物の生育を助けるため収量の向上が期待できます。
1種類の使用でも効果は得られますが、それぞれの場面で使い分けると更に効率良く活用できるでしょう。
例えばアヅミンは、粒状固形で持ちが良いため長期間効果を持続させたい場合に。宮内さんのように定植前の苗のドブ漬けに使用するなら、即効性の高いアヅ・リキッドが適しています。レコルトはアヅ・リキッドと同じく液状ですが、他の肥料と混ぜて使用できることが特徴。アヅ・リキッドに比べて腐植物質の粒子が小さいため、葉面散布にも施用できます。
農業をしていると、天候不良や地力低下による作物の生育不良などピンチが訪れることは珍しくありません。アヅミンなどの腐植酸資材は、そのような危機的状況で本領を発揮します。宮内さんのような危機が訪れたとしても、アヅミンやアヅ・リキッドがその危機を脱する力になるかもしれません。同じような状況で悩んでいる方は、試してみてはいかがでしょうか。
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【問い合わせ先】
・購入先はこちら
https://denka-agriproducts.tayori.com/faq
・アヅミンの詳細はこちら
https://denka-azumin.jp/
・アヅ・リキッドの詳細はこちら
https://www.denka.co.jp/product/detail_00067/
・レコルトの詳細はこちら
https://denka-recolte.jp/
・問い合わせ先
デンカ株式会社 エラストマー・インフラソリューション部門 アグリプロダクツ部
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